マローン、ミラー引退 | 君知るや名酒泡盛

マローン、ミラー引退

とりあえずこれは書いておこうと思った事件。
NBAを牽引してきた二人のスター選手が引退。
一つの時代が終わりました。
一人ずつ心に留めておきましょう。

まずはマローンから。
あたかも手紙をポストに運ぶように、ボールをゴールに届ける姿から「メイルマン」と呼ばれたカール・マローン。
歴代2位の通産得点記録保持者でもある。(ちなみに1位はカリーム・アブドゥル・ジャバー)18年間プレーをしたユタ・ジャズでのジョン・ストックトンとのコンビはあまりにも有名。
芸術とまで呼ばれたピック&ロールを引っさげ、ジョーダンとの数々の名勝負を繰り広げた。
悲願の優勝を果たすため、昨期、恥も外聞もなく(な気がする)名門レーカーズに移籍するものの、結局優勝はならなかった。

次にミラー。
歴代1位の3Pシュート成功数を誇るミラーは18年間ペーサーズ一筋。
抜群の勝負強さを誇ったミラー、神がかった時は手がつけられず「ミラータイム」と呼ばれた。
6点差で負けていた試合を残り15秒から一人で8得点して大逆転を演じたミラーには川口もびっくりの神がかりぶりである。
ミラーもジョーダンと名勝負を演じてきた一人であるが、こちらも優勝経験がない。

マローン、ミラー、どちらもジョーダン世代の選手であり、優勝経験がない。
スラムダンクでいうところの牧に対する藤真である。
是が非でも優勝したかったマローンとペーサーズ一筋を貫いたミラー。どちらにも強い美学を感じるものです。